第9回演奏会

演奏曲目

2009.11.22(日) 18:00 開演 日本福音ルーテル健軍教会

第1ステージ 指揮:竹井 成美

  1. Misere mei Deus/われを憐れみたまえ(サカラメンタ提要~グレゴリオ聖歌)
  2. Popule meus/わが民人よ ~improperia:咎めの交唱~(ビクトリア作曲)
  3. Tantum ergo/大いなる秘蹟(ゲレーロ作曲)
  4. Simle est regnum coelorum/天国をたとえるなら(モラーレス作曲)
  5. Vere languores nostros/まことに我々の弱さを(ビクトリア作曲)

第2ステージ 指揮:大津 敬一朗

  1. Christus factus est/キリストは我らのために(アネーリオ作曲)
  2. Dies sanctificatus/聖なる日(パレストリーナ作曲)
  3. Credo/信仰宣言 ~ ミサ「O quam gloriosum est」より(ビクトリア作曲)

第3ステージ 指揮:竹井 成美

  1. Tant que vivray/花咲く日々に(セルミジ作曲)
  2. Mille regrets/千々の悲しみ(ジョスカン・デ・プレ作曲)
  3. Le chant des oyseaux/鳥の歌(ジャヌカン作曲)

第4ステージ 指揮:大津 敬一朗

  1. Au verd bois je m'en iray/緑の森に(ジャヌカン作曲)
  2. Au joly bois/美しい森の(セルミジ作曲)
  3. Margot labourez les vignes/マルゴ葡萄の木を植えてよ(アルカデルト作曲)
  4. La la la, je ne l’ose dire/ラララ、それは言えない(セルトン作曲)

歌詞対訳

Misere mei, Deus

Misere mei, Deus,
Secumdum magnam misericordiam tuam.

われを憐れみたまえ
神よ、私を憐れんでください
その大いなる慈悲によって

Popule meus

Popule meus, quid feci tibi?
Aut in quo contristavi te?
Responde mihi?
Agios o Theos! Sanctus Deus!
Agios Ischyros! Sanctus fortis!
Agios Athenatos eleison imas.
Sanctus et immortalis miserere nobis.

わが民人よ
我が民人よ、一体あなたに何をしたというのか?
ではどのようにあなたを悲しませたというのか?
私に答えなさい。
神聖なる神よ!
神聖なる全能者よ!
神聖にして永遠なる神よ、
どうか我らを憐れみ下さい

Tantum ergo

Tantum ergo sacramentum veneremur cernui:
et antiquum documentum novo cedat ritui.
Praestet fides supplementum sensuum defectui.
Genitori, Genitoque laus et jubilatio,
salus, honor,
virtus quoque sit et benedictio.
Procedenti ab utroque, compar sit laudatio.
Amem.

大いなる秘蹟
それゆえにこの大いなる秘蹟を伏して崇めよう
そして古い儀式をあらため新しい典礼を始めよう
衰えた五感が信仰によって甦るように。
父と子に、賛美、喜び、救い、誉れ、力、
そして祝福がありますように。
両者から生まれたものにも称賛がありますように。
アーメン(この願いがかないますように)。

Simile est regnum caelorum

Simile est regnum caelorum
homini patrifamilias,
qui exiit primo mane conducere operarios
in vineam suam.
Et egressus circa horam tertiam,
vidit alios stantes in foro otiosos,
et dixit illis :
Ite et vos in vineam meam
et quod justum fuerit dabo vobis.

天国をたとえるなら
天国をたとえるとすれば次のようなものである。
ある家の主人が自分のぶどう園に
労働者を雇うために朝早く出かけて行った。
また9時頃出かけてみると、何もしないで広場に立っている別の人たちを見つけたのでこう言った、
「あなたたちも私のぶどう園に行きなさい、
そうすれば正当な報酬を与えよう。」
(マタイによる福音書・21章)

Vere languores nostros

Vere languores nostros ipse tulit
et dolores nostros ipse portavit
cujus livore sanati sumus
Dulce lignum, dulces clavos,
dulcia ferens pondera,
quae sola fuisti digna
sustinere Regem caelorum, et Dominum

まことに我々の弱さを
まさに私たちの苦難を彼は担われ
私たちの痛みを彼は負われた
いったい誰の贖いによって
私たちは救われたのだろうか!
愛しき十字架よ、愛しき釘よ
最も愛しきは背負われた重荷よ
天の王と主を支える価値があるのは、
それらのみである

Christus factus est

Christus factus est pro nobis obediens
Usque ad mortem autem crucis.
Propter quod et Deus exaltavit illum
et dedit illi nomen,
quod est super omne nomen.

キリストは我らのために
キリストは我らのために
十字架の死に至るまで従われた。
それ故に神は彼を高くあげられ、
彼に名をお与えになった、
その名は全ての名にまさるものである。
(新約聖書ピリピ書第2節八章)

Dies sanctificatus

Dies sanctificatus illuxit nobis,
Venite gentes et adrate Dominum
Quia hodie descendit lux magna in terries
Haec dies quam fecit Dominus
Exsultemus et laetemur in ea.

聖なる日
この日、聖なる日、われわれに光が降り注ぐ、
万人よ集い、主を賛美しよう
なぜなら今日、地上に大いなる光が生まれる
この日こそ主が用意された日
歓喜し、この日を祝福しよう

Credo

Credo in unum Deum,
Patrem omnipotentem
factorem caeli et terrae
visibilium omnium et invisibilium.
Et in unum Dominum Jesum Christum,
Filium Dei unigenitum
et ex Patre natum ante omnia saecula
Deum de Deo, lumen de lumine,
Deum verum de Deo vero,
Genitum, non factum, consubstantialem Patri
per quem omnia facta sunt
Qui propter nos homines
et propter nostram salutem
descendit de caelis.

Et incarnates est de Spiritu Sancto
ex Maria Virgine
et homo factus est

Crucifixus etiam pro nobis
sub Pontio Pilato
passus et sepultus est
et resurrexit tertia die secumdum Scripturas
et ascendit in caelum
sedet ad dexteram Patris
et iterum venturus est cum Gloria
judicare vivos et mortuos
cujus regni non erit finis

Et in Spiritum Sanctum
Dominum et vivificantem
qui ex Patre Filioque procedit
qui cum Pater et Filio
simul adoratur et conglorificatur
qui locutus est per prophetas
Et unam sanctam, catholicam
et apostolicam Ecclesiam
Confiteor unum baptisma
in remissionem peccatorum.

Et expect resurrectionem mortuorum
et vitam venture saeculi.
Amen.

クレド(信仰宣言)

私は信じます、1)唯一なる神を
全能なる父、
天と地、
見えるもの見えざるもの全ての創造主
私は信じます、2)唯一なる主イエスキリストを
神の御一人子、
万世の以前に父からお生まれになり、
神よりの神、光よりの光
まことの神よりのまことの神である
造られずして生まれられ
万物をお造りになった父と一体であられる
その方はわれわれ人間のため
そしてわれわれを救うため
天より下りて来られました。

そして聖霊により
聖母マリアより肉体を受け
人間となられました

われわれのために十字架にかかり
ピラト総督の判決で
受難され埋葬されました
そして聖書にあるごとく3日目に復活されました
天に昇られ
父の右に鎮座されました
そして栄光とともに再びもどって来られます
生きる者と死んだ者を裁くために
神の王国は永遠なり。

私は 3)聖霊を信じます
主であり、生命の源であられ、
父と子より発出されました、
父と子とともに
崇拝され栄光を受けられます
預言者によって語られていました
私は 4)教会を信じます
唯一にして、公の、使徒伝承の教会であります
私は唯一の洗礼を認めます
罪人を赦すための洗礼であります。

そして死者の復活と
来世の生命を待ち望みます。
アーメン(そうでありますように)

Tant que vivray/花咲く日々に

花咲く日々に生きる限り、全能の王、愛の神に仕えよう。行いと言葉、歌と音楽で。しばらくは愛の神が私を悲しませたが、その後に大きな喜びを与えてくれた。
今、私はあの美しい人の愛を得たのだから。
彼女との絆は私の大きな希望、
彼女の心は私のもの、
私の心は彼女のもの。
さらば悲しみよ、喜びに栄あれ
なぜなら愛の中には多くの幸があるのだから。

私があの人に仕え尊敬したいと思うとき、
また書き物にしてその名を飾りたいと思うとき、
あの人に会って何度も訪ねるとき、
うらやむ人たちは不平をいうが、私達の愛は継続し、羨みは風が持ち去ってくれる。
羨まれても私は生涯あの人を愛し歌いつづける。
私が仕えるのはこれが最初で最後の人。

Mille regretz/千々の悲しみ

千々の悲しみ…
あなたを見捨て、
愛しいあなたの顔は遠ざかる。
かくも大きな悲しみと激しい痛みのため
私の人生も尽きてしまいそうだ。

Le chant des oyseaux/鳥の歌

目を覚ませ!休止した心よ、愛の神が呼んでいる。

5月の初日に小鳥が奇跡をおこそうとしている。
元気を出したいなら、ほら耳を澄ませてごらん、
ファリラリロン‥‥フルリ‥‥ジョリ‥‥
楽しくなってくるだろう、楽しみに身をゆだねよう。
かっこうの旦那、あっち行ってこの場から消えてくれ。みんなが軽蔑しているんだ、裏切り者。
カッコー‥‥カッコー‥‥、呼ばれもしないのにみんなの巣に卵を産んで欺いている。

目を覚ませ!休止した心よ、愛の神が呼んでいる。

Au verd bois je m'en iray/緑の森に

私は一人で緑の森へ行く
私は遊びに緑の森へ行く
友達と1時間過ごす約束をしたから
言いたい人には言わせておけ
彼と上手くいくためには
穏やかに接しなくてはならない
緑の樹の下に行こう
甘い口づけをかわすのに
他人の非難はおいといて…
私は一人で緑の森へ行く
私は遊びに緑の森へ行く

Au joly boys/美しい森で

美しい森の静かな木陰で悲しみを癒しに行こう。
心は辛い思い出で満ち、多くの苦しみの果実を味わう。
黒い花が咲く庭で目から涙が流れる。
喜びもときめきももう終わった、未練が胸を押潰す、
わたしは恋を失った。
ああ時が過ぎるのをどう耐え忍ぶのか。
すべての喜びはもう枯れ果てた!

Margot labourez les vignes/マルゴ葡萄の木を

マルゴ、葡萄の木を植えて
ぶどう、ぶどう、小さな葡萄畑を
マルゴ、すぐに葡萄畑を耕して。
ロレーヌからの帰り道、3人の軍人に会いました。
私は不器量だとわれ、4日間熱が出ました。
彼らは私に贈りものとして
花薄荷(オレガノ)の束をくれました。
もし花が咲けば私は女王、枯れたら私は負け。
マルゴ、葡萄の木を植えて
ぶどう、ぶどう、小さな葡萄畑を
マルゴ、すぐに葡萄畑を耕して。

La la la, je ne l’ose dire/ラララ、それは言えない

ラララ、それは申し上げられません
ラララ、でもあなたにお話ししましょう
この村のある男が自分の妻に妬きもちを…
理由がなければ妬かない、彼は寝取られ男、
ラララ…
理由がなければ妬かない、彼は寝取られ男、
市場に妻を連れて出かける
ラララ、それは申し上げられません
ラララ、でもあなたにお話ししましょう

演奏曲目と歌詞対訳